子供の発達障害はいま日本では、700万人を超えたといわれています。
小・中学校ではクラスに2人はいると文科省も発表しています。
落ち着きがない、人の話を最後まで聞けない。人とコミュニケーションがとれない。
などの症状はさまざまですが、実は昔から発達障害をもちながらも成功している人も多いのです。
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発達障害は世の中の悪ではない。個性が強いからこそ、自分の世界を持っていて素晴らしい能力がある場合が多い。
ITの世界でこの人たちの名前を知らない人はいないと言われる超一流の経営者も実は子供の頃は発達障害で手に負えない子供だったそうです。
- スティーブ・ジョブス(アップル元社長)
とにかく子供のころは、じっとしていることができず、ヘアピンに電気が通るか知りたくてコンセントに突っ込んで感電したり。
授業中に花火をしてみたり、殺虫剤がどんな味なのか興味をもって味見をしたり。
好奇心の旺盛さや異常なまでの行動力は注意欠陥多動性障害だったと言われています。 - ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)
子供の頃、木馬に乗って何時間もユラユラ揺れていた。
この行動はロッキング行動といって、アスペルガー症候群の人に多く見られて、片付けがとても苦手で部屋はいつも散らかっていたと言われています。 - 三木谷裕史(楽天元社長)
彼は自分の興味のない話しはじっと聞いていることができなくて静かに座っていることができなくて、いつも廊下に立たされていたそうです。
大人になっても、興味のないことはまったく話しを聞かず、どんなに相手が偉い人であっても、あくびをしてしまう性格だそうです。
逆に、自分の興味があることはすごい集中力でしゃべり続けて相手を疲れさせてしまったそうです。
このように世界的に大成功している経営者の中にも、発達障害の人もたくさんいます。
今でこそ、素晴らしい才能に溢れる人でも子供時代はきっとお母さんはとても苦労したんだろうなと想像できますね。
きっと、自分の子供をまるごと認めてありのままを受け入れる器がないと、
どうして自分の子供だけ、ほかの子が簡単にできることだできないんだろう・・・と考えてしまいそうな気がします。
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これだけは誰にも負けないくらい好き!!というものがある。それを伸ばすのが母親としての役目ですね。

誰でも、苦手なことがあって、得意なこともある。
みんなができて普通のことが、人によっては難しくてつらい。
そういうことは発達障害じゃなくても、誰でもありますね。
わたしの知り合いで、子供が1年生になって、まだ算数も簡単でみんなが100点をとっているのに、わが子はいつも0点。
お母さんはとても悩んだそうです。そして旦那さんに相談すると、小学生なんて義務教育で辞めさせられることもないんだから、気長に見守るしかない。
自分で、これはやばい!!と思わなければ親がなにを言っても聞かないはず。
そう言って、0点をとるわが子に、
「今日は名前が丁寧に書けたね。」
「計算の途中までは合っているね!」と褒めていたそうです。
勉強は好きではなかったけれど、手先が器用で、物をつくることに没頭する子供で、好きなことだったら、いくらでもやっていい。と言っていたそうです。
その子が今、高校生でジオラマがスゴイ!と評判になり、テレビや雑誌に出て、出版もして大学はすでにアメリカに留学することが決まっているそうです。
その子が、
「親はいつでも、好きなことを思いっきりさせてくれた。ありのままの自分をいつも応援してくれたから今の自分がある。」と言っていました。
これからの時代は、自分の好きなこと、得意なことをとことん集中してやってみる。
自分の頭で考えて、決めて、行動する。
そういう力がある人が幸せになれる時代になるような気がします。
子育て中はどうしても、人に迷惑をかけないように。
みんなと同じことができるように。
怒られるようなことをしないように。
親としてしっかりとした大人に育てる責任があるので、すべて自由に好きにさせることが正しいとは思いません。
団体生活をして、ルールを守ることも大切なことです。
ですが、個性をつぶしてしまうのはもったいないことだと思っているので、子供の気持ちをできるだけ尊重して、我が家のルールを決めていきたいと思います。
子育てに悩まない親はいませんから、なにが正しいかは人が決めることではないです。
なんで、うちの子はこんなことができないの??と悩んでいる人には、
その行動がもしかして、すごいプラスになる可能性があると思うといいかもしれません。
すべては個性だと認めてあげると、きっと子供は、
お母さんは自分の気持ちをわかってくれている!
と愛情をしっかりと受け止めてくれると思います。
限りある子育ての時間を家族で楽しめるように。