男の子の育児は難しい・・・と悩むママはとても多いです。
子供同伴の集まりにいくと、女の子はまわりの空気を読んで静かにしているのに、男の子が集まると、まったく制御不能になって、ママはやめなさい!と怒っている姿をよく目にしませんか?
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男の子の育児はむしろ単純、頭で考えるより先に好奇心に従って動く動物なんだと認めてあげましょう。

男の子と女の子の行動範囲ってまず全然違いますね。
活発な女の子もいるけれど、男の子の脳のつくりが女の子とは全然ちがう。
男の子同士の遊びは激しくて、見ているママがハラハラしてしまうほど、ケンカしているように見えて、それが遊びだったりします。
遊びに夢中になっているときには、親の言葉なんて耳に入っていないのに、それでいて、ダメ!と怒ると逆ギレして暴れだす。
とにかく走りたくて、騒ぎたい!
女の子のママからは、男の子の育児って本当に大変そう。わたしには絶対無理だわ。と言われることもよくあります。
ただ、この時期の男の子って、本当に純粋で、好奇心があってどんなことでも遊びにかえて楽しんじゃう。
お友達が集まれば、それだけでテンションが上がって嬉しくて嬉しくて暴れちゃう!
そんなかんじなんでしょうね。
5分と静かに座ってなんていられない。だって、世の中には面白くて触りたい、遊びたい、食べたい、叫びたい。
なんて素直な反応でしょう。
大人になると、どうしても周りの目が気になって、自分の意思より、自分がどう思われるのかが気になってしまいますよね。
子供の頃は、自分の好奇心だけで行動できたのに。
やっていいことと、だめなこと。
環境によって、本当にやりたいことが見えなくなるのが大人だとしたら、男の子はなだまだ何からの制約もなく、自由に感じたように行動したい生き物です。
そのふざけているときの笑顔がまぶしい!と思うこともあります。
自分の好奇心のままに動けるのが少し羨ましいような。
そんな素直な男の子を育てるには、大きな心が必要です。
将来、わが子にどんなふうになってほしいのか。
わたしは、自分の子供にはいつでも好きなことを選択できる強さ、与えられた環境の中で自分の楽しみを見つけて幸せを感じてほしい。そう思っています。
勉強ができるより自分の可能性を信じられる人になってほしいと思っています。
そう思ったら、今好奇心のままに動ける素直な心は決して悪いことではないような気がしませんか?
子育ての最終目的は子供の自立です。
自分の頭で考えて行動できる大人になることです。
おとなしく、親の言うことを聞いてくれる子供を育てる必要はないし、自分の好奇心に素直に動けるって素晴らしい資質です。
男の子同士って、物をなげたり押し合ったり遊び方は荒く危なっかしいですが、そうやって人との距離感とか、どこまでやっていいのか。体で経験しないとダメなんだと思います。
小さいうちに、ぶつかってケンカして、そうやってはじめて人と付き合えるようになっていきます。
その過程は母親から見ると、どうしても間に入って仲裁したくなりますが、わたしはなるべく見ないようにしています。
もう小学生になったら、親がなにかアドバイスをする機会って少なくなりますね。
お友達とうまく遊べなくて、1人ぼっちになってしまっても、時間がたつと解決していくんです。
子供は親が思っている以上に強くて、いろいろ見ています。
失敗という貴重な経験を奪ってしまわないように見守るしかありません。
今とても大変だと感じている男の子のママも、きっと少し時間がたてば、あっという間に男の子は強くたくましく自分で考えて動けるようになります。
それまでは自由な好奇心いっぱいのわが子と、少し距離をおいて見守っていきましょう。
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男の子はプライドの生き物、みんなの前で怒るのは逆効果!言い聞かせるなら家で2人きりで落ち着いたときに静かに伝えること

とはいえ、大人同士の付き合いもあるし、いろんな考えをもつ親がいますので、どうしても自分の子供の行動が行き過ぎている場合は、できるだけ子供が納得するかたちで伝えなければいけません。
男の子はプライドの生き物なので、みんなの前で言われたくないことを言われると、絶対に親の言うことでも耳を貸しません。
大事なことを伝えるときはタイミングがとても重要です。
基本的には男の子はママが大好きで仕方がないと思っています。
なので、2人きりでいるときに、子供がリラックスしているときに、静かな声で目を見て伝えること。
うちでは、寝る前に暗い寝室で落ち着いたときに会話することにしています。
寝る前の時間には、今日学校でこんな嫌なことがあった。こんな楽しいことがあった。と報告をしてくれます。
きっと彼が本当に伝えたかった想いなんですよね。
そういうときに、
ママはあなたが大好きで、どんなときでも応援しているよ。と伝えて、
あのとき、こうしていたらもっと格好いい男の子になってると思うよ。
こうしてくれるとママも嬉しいな。
あくまでプラスの方向にいくような流れにして伝えます。
きっと1回や2回言ってもすぐに忘れると思います。でも何度も何度も伝えることで、本当に必要なときに思い出してくれたらいいなと考えています。
普段生活をしていると、やっぱり忙しくて余裕がないときは、
ガツンと感情をぶつけることもあります。
なにやってるのよ!いいかげんにしなさい!!
と頭から怒ることもあります。
そんなときは、夜寝る前に、ママさっき怒ってごめんね。なんだか疲れていて余裕がなかったみたい。と説明すると、子供は
「そういうこともあるよ、大丈夫だよ。」と優しく言ってくれます。
優しくいえば、優しく返してくれるようになります。
激しく言えば、向こうも激しく返してきます。
お互いに消耗してしまうので、なぜ自分がこんなにイライラするのか。
それはじぶんに余裕がないから許せないのか。どうしてもやってほしくないことなのか。
そこだけは自分の中で考えるようにしています。
とくに、ワーキングマザーで子育てをしていると完璧な育児なんて目指すと自分の首を苦しめるだけなので。
掃除機をかけるのは週末だけ、洗濯の山があっても気にしないくらいの枚数を準備しておく。
大事なこと以外は多少のことは気にしない。
そういう心でいることが大切だと思っています。
幸せに過ごすためには、自分に対するハードルをすごく低くしていくことです。
自分に余裕があれば、好奇心いっぱいのわが子を寛大に見ることができるので。
今だけしかないこの愛らしいわが子との時間を楽しめる自分でいたいですね。