理化学研究所は1年に1回一般公開で誰でも見学をすることができます。
また、今年はアジア初の元素にニホニウムという名前がついて和光市は盛り上がっています。
理化学研究所は、1917年(大正6年)に創立されて、物理学・工学・化学・数理・情報科学・計算科学・生物学・医科学などの研究をしています。
普段は立ち入ることができない機密機関である理化学研究所に入れる貴重な一般公開に行ってきました。
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理化学研究所ってどんなところ?

理化学研究所は、横浜や神戸など全国にありますが本部は埼玉県和光市にあります。
有楽町線、副都心線、東武東上線の3つの沿線が通っている和光市駅から南口から出て、歩いて15分ほどのところに理化学研究所があります。
毎年4月に1年に1回一般公開があります。
公開していない建物もありますが、当日はいろんな施設で最新の情報を知ることができます。
まず入り口を入ると受付があり、そこでパンフレットや詳細を教えてもらえますが、当日の実験や人気の講演は整理券が発行されて、朝一番ですぐに整理券がなくなってしまいます。
子供も参加できる体験型のイベントに参加される方は、朝一番で来ることをおすすめします。
また、整理券は親が代理で並ぶこともできませんので、本人と一緒に並ぶ必要があるのでご注意ください。
科学の研究をしている人以外でも、当日はいろんなイベントや講演があって、普段研究をしている方が当日はブースに入って説明をしてくれます。
なんといっても、研究の第一線でがんばっている人から説明を受けられることが貴重な経験ですね。
理化学研究所とJAXAが協力して宇宙の観察をしていますが、当日の宇宙の映像を見ることができます。今も新しい惑星を発見している最中なのでその映像をみて説明を聞くだけでワクワクしました。
一般公開には、理系の学生がたくさん来ていました。
若いうちから研究者の熱を感じることができるなんていいですよね。
うちの子は6歳で、まだまだ科学に興味がありませんが、いろんなかたちのコマをまわせるエリアでは、夢中になってました。
なぜ、このコマがこんな形なのにまわるのか?そんな素朴な疑問から興味が出てくると楽しくなるかもしれませんね。
あとは、水の中にたくさんの磁石を浮かべるとどうなるか?という実験を実際に体験したり、無限パズルといって、同じ形のパズルがいろんなかたちで合体するので、パズルに夢中になったりしていました。
昆虫の体を立体に3Dにしてみた映像や、たんぱく質の立体模型をつくったり。
遊びの中から、なぜ?を見つけることから科学が始まるのですね。
子供も大人も楽しめる体験ができました。
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理化学研究所の一般公開の目玉はなに?

一般公開は、普段見ることができない施設が公開されているので最新の情報を知ることができます。
ただ、場所も施設も大きいので全部を見ることはできないと思います。
なんのために行くのか?を最初に目的を決めたほうがいいですね。
小さな子供が一緒だったら、小学生対象の体験をチェックして効率よくまわったり。
今だったら、ニホニウムを検出した装置、「GARIS(気体充填型反跳分離器)」を見学することもできます。
また当日は史上最強の超伝導リングサイクロトロンを見ることができます。
原子核はどうやってつくるのか?
この施設を見るのも見学の目玉になっていますね。
あとは、数年前、蓮方さんのがスーパーコンピューターについて、
「なぜ1番じゃなきゃいけないんですか?」という言葉は流行りましたが、
現在の最新のスーパーコンピューター「HOKUSAI」を見学することができます。
研究開発は研究の過程では、なかなか予算をつけることが難しく、成功するほうが少なく普段の成果が見えづらいと思います。
でも、この研究があるから日本は発展してきたんだと思います。
一般公開では、普段がんばっている研究者が、本当に一生懸命説明してくれます。
質問すると、うれしそうに答えてくれます。
子供にとっても、好きなことを追求する仕事を見せることができる貴重な1日です。
毎年1年に1回だけやっている一般公開、ぜひ一度足を運んでみてください。