昨年から政府がCMで宣伝したり、皆さんもなにげなく、聞いたことがある
「確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)」
通称。iDeCo(イデコ)
なにやら、むずかしそうな単語・・・
でも、おトクな制度らしい?
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ちょっと気になるiDeCo(イデコ)ですが、一体どんなものなの??
そんな方のために、簡単に説明していきますね。
確定拠出年金とは、国に収める国民年金のほかに、自分で貯蓄をして年金をつくっていこう。というものです。
今の年金は若い世代の人が、高齢者の年金を支えていますが、どう考えてもこのままいくと、超高齢化が進み、今の年金の仕組みのままではお金が足りないのは目に見えています。
60歳で支給されていた年金が65歳に支給されることになって、会社では再雇用という制度をつかって、年金が出るまでの間働く人が増えています。
近い将来、年金は70歳で支給されることになると言われてます。
そのときになって、困らないように国からもらう年金以外に自分でも準備してほしい。それが国の本音ではないかなと思います。
そのために、自分で積立てる年金の貯金に対して、いろいろと国から援助してもらえるようになっています。

まず、iDeCo(イデコ)のメリットとして一番は、税金がおトクになる!ということ。
これはどういうことかというと、まず、サラリーマンは年収があって、そこから所得税を自動的に引かれて会社からお金をもらいますね。
給料の手取りって、年収と結構かけ離れていて、国が先に税金を強引に取っていきます。
日本の平均的なサラリーマンの所得税って、約15~20%くらい引かれます。
年間にすると大きなお金ですよね。
iDeCo(イデコ)を積み立てた人は、その積み立てたお金で税金を安くしてあげますよ!
というものなんです。
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お給料が多ければ多いほど所得税の税率は高くなるので、それだけ税金が安くなります。
サラリーマンの経費はほとんど認められないので、この制度がいかにおトクかお分かりになりますよね!
それと、もうひとつのおトクは、
60歳から年金としてもらえるお金に対しての税金も。
普通の生命保険や自分でやっている投資信託とか配当には、20%の税金がかかります。
せっかく貯めたお金からも自動的に税金が引かれて振り込まれます。
でも、iDeCo(イデコ)の場合は、その税金もないのです。
日本で働くサラリーマンは強制的に税金が引かれてしまいますが、
iDeCo(イデコ)は、掛け金をかけるときにも、お金を受け取るときにも税金が優遇されます。
40歳でiDeCo(イデコ)に入ったら、20年ずっと税金が安くなります。
なぜ、こんなに国が太っ腹なのか?
今の年金制度は、若い人たちが今のお年寄りを支えるシステムです。
今後、日本はあきらかに超高齢化に進みます。
昔、何人もの若者が1人のお年寄りを支えるようなものでしたが、
今は、支える若者がどんどん少なくなっていきます。
すると、年金はどんどん減額されたり、すこし前まで60歳で支給されていた年金が
今は65歳から支給になりました。
それでもお金がなくなれば、きっとわたしたちが年金をもらう年齢になったときには、
70歳で支給されることになるでしょう。
そしたら、みんな年金が出なければ、
おばあちゃんになっても、まだ満員電車に乗って今と同じ仕事ができますか?
そうなることが目にみえているので、
政府が、
「これからは、自分の身は自分で守るために貯蓄してね。
そのためのご褒美に、iDeCo(イデコ)をやってくれたら
税金を安くしてあげるからね。」
ということなんですね。

ただし、iDeCo(イデコ)にもデメリットがあって、一度はじめたら積立のお金は減らせるけど、解約することはできません。
それと、iDeCo(イデコ)は、自分でどんな商品に投資するのかを
選ぶ必要があり、もしかしたら、積み立てたお金より減ってしまう可能性があるということです。
投資ですから、そこは慎重に選びましょう。
投資信託をやったことがない!という人にはちょっとハードルが高いことは事実です。
でも、これからは自分の身は自分で守る。
老後に豊かな生活をしたいと思ったら、
こういうおトクな制度を活用しながら賢くお金を貯めることも必要になります。
はじめての投資信託になる人はラッキーですね。
楽しくお金の勉強をしていきましょう!